とりあえず使える早押し機を作る

クイズ研究会で必要になる早押し機を、市販の電子工作キットを組み合わせることにより、最小限の手間と費用である程度使いやすいレベルのものを自作してみた記録です。

カテゴリ: リストと金額

最後に、早押し機本体と正誤判定を同じケースに入れた場合の購入リストを挙げておきます。

品名型番単価個数金額
備考
基盤(本体)
HA-8083850138505500円出せば組立済のものが届きますが、今回の用途ではLEDを外すことになるのが却って面倒な可能性もあるので、素直に自分で組み立てることを前提とします。
ケース(本体)
PF18-5-12
869
1
869
「工作のしやすさ」「内蔵スピーカーの選択肢が広くなる」といった理由で、ワンサイズ大きい【PF20-6-13】の方がいいかもしれません
ケース(解答者)
SW-65B
132
8
1056

トグルスイッチ
(2回路)
1MD1-T2-B1-M1-Q-N-S1001100 「1着のみ&〇×時同時リセット/3着まで」の切替に使います
トグルスイッチ
(1回路)
1MS1-T2-B1-M1-Q-N-S80180電源スイッチとして使用します。

※前項(4)に掲載した写真では、手持ちからこちらのプッシュスイッチを使用しています。

個人的な好みとして、「トグルスイッチで上下どちらを向いているか」「プッシュスイッチで凹んでいるか出っ張っているか」といった具合に、電源スイッチは視認できたほうがいいかな、と考えます。

その意味では、ちょっと単価が高くなるのと、配線に一手間加わりますが、LED付きのこれを使うのもアリです。
LED(定電流)
(5個入り)
OSR5PA5A31A-CRLED1690
2
180
解答者8つとも、今回は全て赤としてみます。
拡散キャップ
(50個200円)
OS-CAP-5MK-12001200 LEDの光は直進するため横からは見えにくくなりますが、このキャップを付けることで解答者以外のスタッフや観客にも見えやすくなります。

なお、光った際にLED自体の色が透けていくので、キャップの色は白に統一することとします。

また、透明な接着剤(100均のでいいとおもいます)で付けることになりますが、塗って乾燥するまでにしっかりくっつけないと、後から意外に抜けやすいので注意です。
(今回使用するLEDで拡散キャップが無い光が直接目に入るとあまりよろしくありませんので…)
5mmLED用薄型ブラケット(10個100円)こちら1001100解答者用のLEDを固定するのに使用します。
ブラケット入りLED()1003
300着順表示用です。
判りやすくするため色を変えます。
リンク先のものは2つワンセットのものですが、明るさなどからこちらを選択しています。
ミニDINソケット(4P)DI-6795-41502300他の本体とS端子ケーブルで繋ぐのに使います。
ここでは一応17人以上でもプレー((=3枚接続)する可能性を考慮し、ソケットは2つ付けておくこととします。
ステレオミニジャックMJ-074N65161040解答者用ボタンが8人分。これが本体側と解答者側で2倍必要です。

「ケーブル部分を先に作ってからケースに固定する方が作業がやりやすいだろう」ということで選択していますが、解答者側の方はこちらのタイプでもいいかと思います。
(本体側は配線後にパネル取り付けしないと難しいです)
モノラルミニジャック(SW付)MJ-355601
60普段は内蔵スピーカーからの出力で、外部のスピーカーにも繋げられるようなスイッチ付きのものを用意します。
ステレオケーブル(3m)SS-30 1808
1440本体と解答者用ボタン×8を繋ぎます。

端の方の解答者のことを考えると、長さは5mを混ぜたり、延長コードを予め用意しておくのもアリかと思います。
プッシュスイッチ
(正誤)
PH-M2RR1S1 7881788 正誤判定用に「音を出す」「リセット」の2回路を同時に作動させるための二極双投のものです。
キャップを赤と白としています。

なお、今回は「ピンポン」の方は仕組み上、二極(Comに加え、NCとNOの両方があるもの)が条件になります。
(単極双投というのは多分無いとは思いますが)
PH-M2RW1S17881788
プッシュスイッチ
(リセット・順位切替)
PH-M1RK1S15151515 リセット/順位切替用です。(例示はキャップの色違い、黒と青です)
正誤と同じシリーズの単極を使用します。

(その辺りにこだわりが無ければ、解答者用ボタンと同じ安いものでも構わないかと)
PH-M1RB1S1 5151515
プッシュスイッチ
(解答者)
DS-19316581320
DCジャック(2.1mm)MJ-10401
40 ACアダプタを繋ぎます。
ACアダプタ(6V)AD-A60P1805801580リレー基板を使用して電球で表示することは無いものとして、6Vを選択しました。
将来的に拡張を考えるのであれば9Vになります。

ただし、乾電池は電源の無い外での使用を考慮してのものですので、電球をつかうはずも無いので6V=4本で充分でしょう。

もちろん、外で使用することを考えなければ電池ボックスとバッテリースナップは不要です。
電池ボックス(4本、Bスナップ)BH-341-2B60160
2.1mmDCプラグ付バッテリースナップ(縦型)こちら601
60
φ40 取りつけ金具付きスピーカーKP-S501220
1
220取り付けやすさと、HA-808と同時に共立エレショップで注文可能(通販の注文先を絞ることで送料を減らす目的)ということで、ここではこちらを例示しました。

どちらにせよ、大教室以上の大きな会場では外付けスピーカーに接続する前提です。

スピーカーの選択については前項も参照ください。
ピンヘッダ1×40PH-1x40SG351
35
直接コードを基盤にハンダ付けするより、ピンヘッダーをハンダ付けし、ジャンパーケーブル(メス)を挿すことで取り付け(と、取り外し)作業を容易にします。
今回はニッパーで必要分だけ切り取っていくタイプのものを選択しました。

※特記が無ければ2.54mmピッチのものと思ってよいかと思います。

ジャンパーケーブルは20cmのものを半分のところで切って10cmもあれば解答者用ボタンへのステレオジャックは付けられますし、長いものが必要であればカットする場所を変えればいいかと思います。

※「解答者用ボタンのLED8端子×2本」、「順位表示LED3つ×2本」、「順位切替とリセット、共通のGND(-)で3本」使用します。こちらはカットして半分ずつ使うことになります。

※上記に加え、連結・増設用のS端子で1端子について4本、計8本使用しますが、2.54mmピッチだとS端子側が非常に抜けやすくなります。
(ピンも若干曲げて広げることになります)

入手できれば2.0mm~2.54mmの変換を使う、もしくは2.0mmのジャンパケーブルを入手して2.54mmのものとハンダ付けしてしまう方がいいかと思いますが、ここでは「ホットボンドで固める」という強引な手段を執るものとして計算します。
ジャンパー ケーブル
メス-メス 20cm
(40p)
こちら1801180
ダブルコード(0.2sq、4m)こちら
34013402本のコードの色が異なり、(+と-の)区別がつきやすいものにしておいた方が配線時に楽です
ネジ・ナットセット(M3、96個入り)こちら439
1
439 ネジ・ナットは基板×2とスピーカーの取付に
中空スペーサーは基板とケース底面の間にスペースを確保するために使用します。

中空スペーサー(M3,
高さ5mm、10個)
こちら148
1
148
ロジックIC
(6インバータ)
TC4069UBP30130HA-808でも押した音を作るのに使われているICです。
これで「ピンポン」の音に加え、「ブー」の音も作ります。
ICソケット14ピン25125 上記のICを直接ハンダ付けしても良いのですが、ソケットを使用しておくことにします。

リンクは丸ピンソケットですが、板バネソケットでも問題はありません。
オーディオパワーアンプICTA7368PL60160 今回使用する、音を増幅するアンプです。
左記のリンク先では同等品の「TA7368PG」になっていることもあるようですが、問題ありません。
アルミ電解コンデンサ470μF10110 1μFの2つについては、NP(無極性)または積層セラミックコンデンサでも構いません。
100μF10220
1μF10220
積層セラミックコンデンサ0.1 μF(104)15230 2.54mmピッチのものと、5mmピッチのものがありますが、5mmの方を選んでおきます。
(2.54mmでも何とかなりますが、作成時に1箇所、注意点が発生します)
0.01μF(103)15575
カーボン抵抗1MΩ(茶黒緑金)80180カーボン抵抗のような少額の商品を通販で購入する場合、注文数の単位(n本ずつ)、もしくは注文最少数(最低n本以上)が決まっていることが多いです。

リンク先の共立エレショップの場合、20本単位のため、左表では1本4円×20本=80円で計算しています。
実際に必要なのは1MΩが3本、100kΩが4本で、それ以外が1本ずつです。
(東京・秋葉原の千石電商あたりに行けるなら、必要数だけ購入できたりするのですが)

なお、今回は安さを優先して小型カーボン抵抗 1/4Wへのリンクを張っています。

また、HA-808からの音声出力時に1KΩと10Ωの抵抗を使用することになっていますが、この回路は正誤判定基板側の空いている部分に組み込んでしまう前提で、1KΩのものは省略しています。
 ※抵抗は直列なら単純に足し算です。25kΩでも24kΩでもそこまで変わらないと思いますので
120kΩ(茶赤黄金)80180
100kΩ(茶黒黄金)80180
82kΩ(灰赤橙金)80180
68kΩ(青灰橙金)80180
47kΩ(黄紫橙金)80180
24kΩ(赤黄橙金)80180
150Ω(茶緑茶金)80180
10Ω(茶黒黒金)80180
スイッチングダイオードIN41481001100リンクの商品は50本入りですが、実際に使用するのは4本です
ユニバーサル基板
片面ガラスCタイプ
72×47mm
(2.54mmピッチ
)
60160 正誤判定用基板のICや抵抗などの部品を載せる基板です。

回路が書かれているわけではないので、抵抗等の余った足を折り曲げたり、切り取った分を足したりして、自分で必要な回路を繋げていくことになります。
ターミナルブロック小3ピン縦30260ボタン/電源/スピーカーなどとの接続に使用します。
(HA-808で、ボタンの部分で使っていたやりかたです)

ピンヘッダーとジャンパーケーブルを使用してもいいのですが、前述の内部の高さによる物理的干渉の理由から今回はターミナルブロックを使用します。

左表のリンク先は青色ですが、秋月電子では黒や緑の色違いも用意されているので、区別が付きやすいように色違いを買っておくのもアリです。
(大きさや形状には注意してください)
小2ピン縦20480
ボリューム
(Aカーブ)
500Ω89189秋月電子でTA7368を使用したアンプキットが販売されているのですが、ここで使われている基板上のボリュームが500Ωでしたので、それに合わせてみました。

リンク先の共立エレショップで販売していた500Ωのモノがローレット加工タイプだったので、ツマミもそれに合わせます。
ボリュームつまみ
(ローレット)
こちら
20120

上表の合計は17002円となりました。
(工具、はんだ、ホットボンドなどは含まれていません)

本体と正誤判定ボックスを分けていたこちらの記事では22940円でしたから、一体化することでACアダプタやアンプが1つに減らせた分ということになるでしょうか。

工作自体の難易度がかなり上がる選択肢ですが、これまでの組み立てで自信の付いた方は挑戦してみても面白いかと思います。

正誤判定音の出力基板を自作する稿は以上となります。

再三となりますが、『教務事務の軽減』管理人様にはこの場を借りて改めて厚く御礼を申し上げます。

ケース格納
高さ説明2

今回の買い物リストです 。
  • 「型番」のところにつけたリンクは【秋月電子】と【共立エレショップ】の2つにしています。
  • 価格はリンク先の通販で購入した場合を想定していますが、注文単位などの制約から、今回必要数と一致していないことがあります。
  • 当然ながら他サイト、または実店舗とは単価が異なるケースもあります。
  • 他にも必要なもの(スピーカー/ACアダプタ/ボタンなど)はありますが、とりあえず「基板を完成させる」ということで、このリストには掲載していません。
製品名
型番
単価
数量
小計
備考
ロジックIC
(6インバータ)
TC4069UBP30130HA-808でも押した音を作るのに使われているICです。
これで「ピンポン」の音に加え、「ブー」の音も作ります。
ICソケット14ピン25125 上記のICを直接ハンダ付けしても良いのですが、ソケットを使用しておくことにします。

リンクは丸ピンソケットですが、板バネソケットでも問題はありません。
(本来、板バネの方が安価なのですが、それ故に1個だけ欲しいときに通販だと10個単位の注文になって、丸ピン1の方が安くなる…ということになっています)
オーディオパワーアンプICTA7368PL60160 今回使用する、音を増幅するアンプです。
同等品の「TA7368PG」になっていることもあるようです。
アルミ電解コンデンサ470μF10110 1μFの2つについては、np(無極性)または積層セラミックコンデンサでも構いません。
100μF10220
1μF10220
積層セラミックコンデンサ0.1 μF(104)15230 2.54mmピッチのものと、5mmピッチのものがありますが、5mmの方を選んでおきます。
(2.54mmでも何とかなりますが、作成時に1箇所、注意点が発生します)
0.01μF(103)15575
カーボン抵抗1MΩ(茶黒緑金)80180カーボン抵抗のような単価がごく少額の商品を通販で購入する場合、注文数の単位(n本ずつ)、もしくは注文最少数(最低n本以上)が決まっていることが多いです。

リンク先の共立エレショップの場合、20本単位のため、左表では1本4円×20本=80円で計算しています。
実際に必要なのは1MΩが3本、100kΩが4本で、それ以外が1本ずつです。

(筆者は東京・秋葉原の千石電商で必要数だけ購入しましたが)

なお、今回は安さを優先して小型カーボン抵抗 1/4Wへのリンクを張っています。
120kΩ(茶赤黄金)80180
100kΩ(茶黒黄金)80180
82kΩ(灰赤橙金)80180
68kΩ(青灰橙金)80180
47kΩ(黄紫橙金)80180
150Ω(茶緑茶金)80180
24kΩ(赤黄橙金)80180
10Ω(茶黒黒金)80180
スイッチングダイオードIN41481001100リンクの商品は50本入りですが、実際に使用するのは4本です
ユニバーサル基板
片面ガラスCタイプ
72×47mm
(2.54mmピッチ
)
60160 今回、ICや抵抗などの部品を載せる基板です。

回路が書かれているわけではないので、抵抗等の余った足を折り曲げたり、切り取った分を足したりして、自分で必要な回路を繋げていくことになります。
ターミナルブロック小3ピン縦30260ボタン/電源/スピーカーなどとの接続に使用します。
(HA-808で、ボタンの部分で使っていたやりかたです)

ピンヘッダーとジャンパーケーブルを使用してもいいのですが、後述の理由から今回はターミナルブロックを使用します。

左表のリンク先は青色ですが、秋月電子では黒や緑の色違いも用意されているので、区別が付きやすいように色違いを買っておくのもアリです。
(大きさや形状には注意してください)
小2ピン縦20480
ボリューム
(Aカーブ)
500Ω89189秋月電子でTA7368を使用したアンプキットが販売されているのですが、ここで使われている基板上のボリュームが500Ωでしたので、それに合わせてみました。

リンク先の共立エレショップで販売していた500Ωのモノがローレット加工タイプだったので、ツマミもそれに合わせます。
ボリュームつまみ
(ローレット)
こちら
20120
配線用ケーブル こちら 480 1 480 配線用のケーブルはある程度細いモノで、先端以外が絶縁されていれば何でもいいので、手元に余りなどがあれば改めて購入する必要はありません。

一応「色で区別が付いた方がやりやすいかも」ということで、例としてリンク先のものを挙げておきます

※上の表は「HA-808と同じケースに収め、早押し機本体と正誤判定を一体化する」前提のリストになっています。○×音だけを出すのであれば、以下の部品を減らしてください。
  • ターミナルブロック(小2ピン縦) 4つ⇒3つ
  • カーボン抵抗 24kΩ 1つ⇒なし
  • カーボン抵抗 10Ω 1つ⇒なし

上記の合計が1889円(送料除く)となりますが、カーボン抵抗を実店舗で必要数だけ購入したり、配線用ケーブルを別のモノにするなど、もっと安くあげることは可能です。

なお、スピーカー部分については、これまでこちらのマイクロスピーカーで充分としてきましたが、ケースに応じた普通の(?)スピーカーをつけることを考えます。(別項予定)

追記追記でごちゃごちゃしてしまいましたので、一度整理し直して、「タカチ製のケースで、最初から組む」体で再構成した記事を書こうと思います。
ただ、「重複部分」「付属の説明書通り」のところは前回執筆分より更に簡略化、あるいは「前回執筆分を参照」として執筆します。

なお、本項は次の条件で作成します。自身の必要なスペック(人数など)に応じて、材料は適宜加減してください。
  • 本体ケースは8名([HA-808]1枚)
  • 正誤判定は[PU-2307]を使用し、本体とは別の箱に入れる
  • 本体・正誤判定ともアンプ(ボリューム調整可)・スピーカを内蔵
  • 「1着のみ」「3着まで」は切替可能とする
  • 本体ー正誤判定間はステレオミニケーブル(3.5mm)で接続
  • 電球接続(=リレー基盤[804RY]の使用)は考慮しない
  • 将来的に9名以上でプレーすることに備え、連結用にS端子を準備
  • ACアダプタ/電池、双方での駆動が可能なように考慮する
  • 工具、及び消耗品(はんだ等)は既にあるものとして基本的に別扱いする
    (前回と異なるものは記載しています)

 ※例えば16人用を想定するなら、「本体を2つ作るので倍に数えるが、正誤判定に使用する部品は1つでよい」とか「本体2枚を1つに収めてしまうからケースは大きくするが、連結用のS端子や順位表示・切替用のLEDやボタンは不要」といった応用が考えられます。

 ※ボリュームは外付スピーカーで対応することにして、通常は「スイッチ機能付きのモノラルミニジャックと内蔵スピーカー」の組み合わせのみにしておくのも手ではあります(特に正誤判定ボックス)


また、前回同様、例示した金額は筆者が執筆時点で見つけたリンク先のもののため、「別の店舗でより安いものがある」「諸事情により値付けが変わっている」「廃番・改番になっている」といったる可能性があります。


品名型番単価個数金額
備考
基盤(本体)
HA-8083850138505500円出せば組立済のものが届きますが、今回の用途ではLEDを外すことになるのが却って面倒な可能性もあるので、素直に自分で組み立てることを前提とします。
基盤(正誤) PU-2307 2200 1 2200 分解して基盤のみを使用することが前提です。
光センサー部分は使用しません。
スピーカーも廃棄することになりますが、こちらのような留め具を別途購入して、本体からの押した音用に使い回す手もあるか…?
(正誤判定用のとして想定しているケースには大きさ的に入りません)

代替手段は[○×ピンポンブー]や[クイズチャイムキット]になります。
その場合、ピンヘッダー、ケースへの固定用スペーサー等、このリストで[PU-2307]に使用する予定のものは、購入数が減ったり、不要になったりするものが出ててきます。

【2021/02/05追記】
[PU-2307]が終売した模様です。
アンプ(本体)
MA-386
1078
1
1078
こちらも約500円プラスすれば組立済のものがありますが、自分で組み立てるのを前提とします。
アンプ(正誤) MA-739
1027
1
1027
[PU-2307](4.5または5V)を使用するなら本体と同じ[MA-386](4~12V対応)でもいいかもしれません。

[○×ピンポンブー]を使用する場合は電池2本=3Vですので、2.2~5.0V対応のこちらになります。

[クイズチャイムキット]は元々ボリューム付きですのでアンプ自体が不要です。
ボリュームつまみ
こちら
50
2
100
上記2つのアンプキットにはいずれもA10KΩのボリュームが付属しています。

無くてもいいのですが、つまみをかぶせて操作しやすいようにしておきます。
(ローレット加工があればかぶせるだけで固定できますが、そうではないのでネジ留めタイプを選択します)
ケース(本体)
PF18-5-12
869
1
869
一回り小さい[PF15-5-10]でも入ることは入りますが、スペース的にギリギリになることが予想されるので、余裕を持ってこちらに。
「アンプを使わない」「スピーカーを内蔵しない」ようなら、あるいは小さい方でもいいかもしれませんが。
ケース(正誤)
SW-125B
275
1
275
ケースの大きさ選択についてはこちらの記事を参照。
ケース(解答者)
SW-65B
132
8
1056
ケースの大きさ選択についてはこちらの記事を参照
トグルスイッチ
(1回路)
1MS1-T2-B1-M1-Q-N-S803240 本体/正誤の電源スイッチと、「正誤音と同時にリセットするか」の切替に使います
トグルスイッチ
(2回路)
1MD1-T2-B1-M1-Q-N-S1001100 「1着のみ/3着まで」の切替に使います
(「1着のみ」のときは「順位切替」のラインを切るため、2回路分使うこととします)
LED(定電流)
(5個入り)
OSR5PA5A31A-CRLED161203360解答者8つ+順位表示3つ=11個が必要になります。
順位表示に使うのに「」等、3色バラバラに1つずつ買っておくのがいいかと思います。

※解答者用のところに対し普通のLEDを使う場合は抵抗を入れて調整する必要があります。このような計算用ページを使って計算してください。(解答者用LED部分の電圧は5Vになります)
拡散キャップ
(50個200円)
OS-CAP-5MK-12001200 LEDの光は直進するため横からは見えにくくなりますが、このキャップを付けることで解答者以外のスタッフや観客にも見えやすくなります。

なお、LED自体の色が透けていくので、キャップの色は白に統一することとします。
5mmLED用薄型ブラケット(10個100円)こちら1001100 LEDを固定するためのものです。
本体の順位表示に使うのに強度等が不安である、あるいは本体上部に大きな出っ張りを作りたくない、といった理由がある場合は、LEDをブラケット入りのもの()にする手もあります。
(この場合、定電流LEDは解答者用の8つで済みます)
5mmLED用リフレクタこちら603
180順位表示用のLEDは、本体ケースが厚いため薄型ブラケットでは頭が殆ど出ません。
そこで、こちらのリフレクタを使うこととします。
勿論、先に触れたブラケット入りLED()を使うのであればこちらは必要ありません。
ミニDINソケット(4P)DI-6795-41502300他の本体とS端子ケーブルで繋ぐのに使います。
ここでは一応17人以上(=3枚)でもプレーすることを考慮し、ソケットは2つ付けておくこととします。
ステレオミニジャックMJ-074N65181170解答者用ボタン8人分、本体-正誤判定1つ
これが本体側と解答者/正誤判定分それぞれなので2倍必要です。

「ケーブル部分を先に作ってからケースに固定する方が作業がやりやすいだろう」ということで選択しています。

もし、PFシリーズケースの前後部分等、厚みがあってネジ部分が充分に出てこないような位置に取り付ける場合は、このようなネジを使わないタイプのものを先にケースに取り付けてからハンダ付けします。
モノラルミニジャック(SW付)MJ-355602120 本体/正誤判定、それぞれの音声出力用です。
ステレオケーブル(3m)SS-30 18091620本体と解答者用ボタン×8、正誤判定×1を繋ぎます。
長さは5mを混ぜてもいいかもしれません。
プッシュスイッチ
(正誤)
PH-M2RR1S1 7881788 正誤判定用に「音を出す」「リセット」の2回路を同時に作動させるための二極双投のものです。
キャップを赤と白としています。
PH-M2RW1S17881788
プッシュスイッチ
(リセット・順位切替)
PH-M1RK1S15151515 リセット/順位切替用です。(例示はキャップの色違い、黒と青です)
正誤と同じシリーズの単極を使用します。

(その辺りにこだわりが無ければ、解答者用ボタンと同じ安いものでも構わないかと)
PH-M1RB1S1 5151515
プッシュスイッチ
(解答者)
DS-19313281056 SW-65Bに納める際、足を曲げずに済むよう、これまでより単価が高い(大きさも小さい)ボタンを使うこととします。

このシリーズは「赤・青・黄・白・黒」の5色ですので、LEDと色を合わせようとした場合、緑がありません(黒で代用でしょうか)

解答者用ボタンこそこだわりポイントになりますので、例えば上でリセット・順位切替に使う予定のボタンを使う手もあるかと思います。(その分単価が高くなり、それが解答者数分だけ掛かることに注意してください)

※他のボタンを選ぶ際は「押したときにon」(押している間だけ働く)を選ぶようにしましょう。
「押したときにoff」という製品も一応存在しますので…。
(「双投」の製品の場合は、接続の仕方でどちらにでもできます)

また、押している間だけ働く「モーメンタリー」であることも必要です。再度押して解除するまではそのままな「オルタネイト」だと解答者用ボタン(の他、今回使用する正誤判定やリセット、順位切替等の用途)には向きません。
(電源ボタンなどに使用します)
DCジャック(2.1mm)MJ-1040280 本体/正誤判定、それぞれの電源を取ってくる部分です。

こちらの方が最初に記載したMJ-14より単価は安いのですが、スイッチ機能の説明をしなければならなかったもので…。
(ACアダプタと電池の電源の切替をするのに使います…って、HA-808のDCジャックがまさにそうでした)

今回はPFシリーズのケースの前後部分(=厚いところ)ではネジが留まらないため、ネジの溝の部分が大きいこちらを使うこととしておきます。

(逆に言えば、サイドパネルにスイッチとジャックの類いを全て収められるなら、今までと同じものでもいいかと)
ACアダプタ(5V)AD-T50P2005801580本体が6~12V,、正誤判定が4.5~5.0Vです。
(○×ピンポンブーなら3.0です)

ここでは本体を12Vと仮定していますが、電球接続用のリレー[804RY]を使用しないのであれば、6Vでいいでしょう。
(電球使用時でも9Vで動作します)

屋内でしか使用しないのであればACアダプタのみで構いませんが、一応野外でプレーすることを考慮して、DCプラグのある電池ボックスも用意しておきます。

(コンセントが無いのに電球は使わないでしょうから、電池ボックスは6V=4本でいいかもしれません)
ACアダプタ(12V)AD-M120P1005801580
電池ボックス(3本、Bスナップ)BH-331-3B50150
電池ボックス(8本、Bスナップ)BH-383B1001100
2.1mmDCプラグ付バッテリースナップ(縦型)こちら602120
マイクロスピーカーこちら502
100 ケースに収められる大きさを考慮して、本体/正誤共にこちらを選択しました。一般教室ぐらいの大きさの会場ならこれでいけると思います。
(広い場所では外部出力で会場のスピーカーに繋ぐことを前提にします)

他にも、 ネジとナットで留める前提で といった選択肢もあります。

(ただし、大きさ的に側面に付けられなかったり、出っ張り部分が他の部品と干渉してしまう可能性がありますので、取り付け位置に注意が必要です。
特に、正誤判定用のボックスには大きさの都合上、小さなものを選ぶ必要があります)
ピンヘッダ1×2
(10個入)
PH-1X2SG25250 直接コードを基盤にハンダ付けするより、ピンヘッダーをハンダ付けし、ジャンパーケーブル(メス)を挿すことで取り付け(と、取り外し)作業を容易にします。

※特記が無ければ2.54mmピッチのものと思ってよいかと思います。
※ピンヘッダはこのような切り取って使う前提の商品もあります。

ジャンパーケーブルは20cmのものを半分のところで切って10cmもあれば解答者用ボタンへのステレオジャックは付けられますし、長いものが必要であればカットする場所を変えればいいかと思います。

※解答者用ボタン8端子×2本、順位表示3つ×2本、順位切替とリセットで計3本使用します。こちらはカットして半分ずつ使うことになります。

※S端子については1端子について4本、計8本使用しますが、2.54mmピッチだとS端子側が非常に抜けやすくなります。
入手できれば2.0mm~2.54mmの変換を使う、もしくは2.0mmのジャンパケーブルを入手して2.54mmのものとハンダ付けしてしまう方がいいかと思いますが、ここでは「ホットボンドで固める」という強引な手段を執るものとして計算します。
ジャンパー ケーブル
メス-メス 20cm
(40p)
こちら1501150
ダブルコード(0.2sq、4m)こちら
3401340チャイムコードだと、スペースの少ないケースに収めるために強い=曲がりにくいことがあるため、こちらのコードを使うことにします。
なお、選択時は2本のコードの色が異なり、(+と-の)区別がつきやすいものにしておきましょう。
ネジ・ナットセット(M3、96個入り)こちら439
1
439 こちらのネジ・スペーサーセットが在庫切れになっていたので、通常のネジ・ナット(太さはM3規格)を使用します。
(必要な数は10本なので、他にもっと数が少なく、安い商品があれば当然そちらで構いません)

また、中空スペーサー(下の写真は手持ちにあった8mmのものですが、こんな感じで使います)を使って基盤の裏がケースの底に付かず、逆に部品が上に引っ掛からない程度の余裕を確保します。
中空スペーサー
中空スペーサー(M3,
高さ5mm、10個)
こちら148
1
148
基板用スペーサー ULCK-6.4(3M)20
3
60 ネジ穴の無い[PU-2307]を基盤だけ取り出し、ケースに固定するのに使います。
カーボン抵抗 (1kΩ) こちら 9
2
18 [HA-808][PU-2307]それぞれで、アンプへの音声出力の接続に使用します。(各説明書参照)

【2021/10/24追記】
なお、カーボン抵抗については、通販では注文数の単位、もしくは注文最少数が決まっていることが多いです。
例えば左表リンク先の千石電商の場合、店頭では1本単位で購入可能ですが、通販では10本単位のため、2本しか必要ありませんが、10本=90円で発注となりますのでご注意ください。
カーボン抵抗 (10Ω) こちら 9
1
9
フィルムコンデンサ(0.1μF)
こちら 22
1
22
合計
21204
本体に13000円、正誤判定ボックスに8000円ぐらいの割合になります。

というわけで、掛かる金額の目安は以下の通りとなりました。
工具
7600円
消耗品
1260円
早押し機本体
5580円
解答者用ボタン端子
2950円
正誤判定
5550円
合計
22940円

工具を全て100円ショップで見つけることが出来た場合は4500円見当となるため、3100円をマイナスして考えてください。

また、もう1枚足して16人用にする場合、AC-DCアダプタや電池、リセット用のボタン等、1組しか必要ないものを省いた上で計算すると+7440円、合計30380円となります。
 ※2枚の本体基板を1つのケースにまとめた場合です。ケース1つに1枚ずつ納めた場合、連結用途で更に+500円程度を想定しています。

(2018/06/29追記)
当初、ステレオジャック/ケーブル等、同じ物は出来るだけ同じページで紹介しようとしていましたが、使用箇所毎に分類し直しました。数の数え間違いには注意してください。

次項からは実際に組み立てて行く際の注意点を挙げていこうと思います。

正誤判定、つまり「ピンポン」と「ブー」の音を出すには「○×ピンポンブー」を使い、ボタンのリセットは解答用端子の予備を使えばいいのですが、多分それだとやりにくくなってくると思います。そこで「リセット」と「正解または誤答の音の出力」を同時に出来るやり方を考えます。

といったそばから何ですが、「ピンポンとブーが鳴らせる電子工作キット」なんて都合のよいモノはないので、ちょっとばかり工夫というか、強引な改造が必要なものもあります。

というわけで、まずは正誤音を出すための選択肢を。
品名単価個数金額備考
選択肢①
玄関チャイム(乾電池式)

圧電ブザー
1500
150
1
1
1650
真っ先に思いつくのは玄関チャイムだと思います。
これなら「ピンポン」も「ブー」も揃っている…のですが、AC100Vで動くものを素人のDIYで扱うにはお薦めはできません。そもそも、玄関チャイムと言うことは「コンセントにプラグを差し込んで電源を取る」のではなく「屋内配線から直接取る」ことが想定されている製品のため、電気工事士の資格が無いと違法になるかと。

探すと、ピンポン音は乾電池式のものがありますが、ブー音は実は乾電池で出すのは電圧的に…ということらしいので、玄関チャイムとしては見つかりませんでした。
電池を繋ぐだけで鳴る圧電ブザーで安価に代用できますが、こちらは「ブー」というより「ビー」という製品が多いような。

また、これらはスピーカーが一体?になっているため、音量調節がききませんので「隣の部屋から煩いと言われても小さくできない」とか「押した音と○と×で音量が異なる」なんてことが考えられます。

…というわけで、ここでは選択肢として挙げるにとどめ、作成手順等は示しません(筆者が作ってませんし)
選択肢②
2色チャイム

圧電ブザー
1100
150
1
1
1250
玄関チャイムだと物理的に大きくて扱いづらいことが考えられるので、ピンポン音だけなら←のエレキットのチャイムが使えると思います。
 ※2色チャイムとなっていますが、もう一方は誤答音には聞こえづらいので、○にだけ使うことを考えます。

ただ、生産完了品のため、現在市場に出ているものが無くなったらおしまいという点でお薦めしづらくはあるのですが…。

また、2色チャイムの方は基板上でボリューム調整が効くため、○と×の音は音量を合わせることが出来ます。(大会等で大きくするにはマイクで拾えば良いとして)、×音の音量を絞る手段が無いのは選択肢①と変わりませんが…

サンプルはこちら(10秒程度のmp4動画です)
選択肢②-2
ピンポンチャイムキット

圧電ブザー
1200
150
1
1
1350
※2018/06/08追記
【HA-808】の前身、【HA-804B】でのアタック音(押したときの音)を出すために使用したワンダーキットの製品【CY-1MB】です。上記の【2色チャイム】と違ってこちらは販売中になっているので、入手の点では安心です。

ただ、これも誤答音は圧電ブザーになってしまうのと、デフォルトでは正解の「ピンポン」にしては低いような気がするので、適切な抵抗を別途購入して付け替える方がいいと思うのですが、筆者がまだ試せていないため、【2色チャイム】の代替として紹介するに留めておきます。
選択肢③
○×ピンポンブー
1000
1
1000
この記事の冒頭で「ピンポンとブーが鳴る電子工作キット」なんて都合のよいモノは無い…と書きましたが、○×ピンポンブーを思い切って分解し中の基板を取り出して使うという反則技も一応あります。
結構無理矢理に配線を繋ぐため、失敗したり、巧くいってもすぐコードが外れたりという危険性もありそうですが…。

サンプルはこちら(10秒程度のmp4動画です)…って、音は当然ながら○×ピンポンブーそのままなので、サンプルの意味はあまりない気がしますが。
選択肢④
PU-2307

2160
1
2160
エレキットから発売されている、元々は「明るさの変化により人の通過を感知して音を鳴らす」というキット(というか乾電池を入れれば動く完成品)ですが、こちれは「分解して改造するには」というやり方が(自己責任ではありますが)マニュアルに明記されていますので、選択肢③よりは安心して(?)分解できます。

wavで「ピンポン」と「ブー」の音を録音し、USBを介してPCから書き込んでやればよい(そのためのソフトはこちらで無料公開)使えるので、その気になればいろんなクイズ番組の正誤音を使うことも出来ます。
 ※が、特徴的なSEは著作権が発生する可能性があるため、不特定多数が聞く場面ではフリー素材を使った方が無難でしょう。
 ※なお、USB3.0やWIndows10に未対応という点には注意が必要です。
 ※また、書込のためUSBケーブル(typeB⇔type-A)も必要です。

 ※(2018/11/24追記)
乾電池3本ということで、ACアダプタを使うなら入手しにくい4.5Vのものを探そうとしていましたが、「USBで接続してデータを転送する際も電源が入ったのと同じになる」ことを考えたら、5Vでもいい気がしてきました。このあたり説明書には書かれていないのでなんとも言えませんが・・・。

サンプルはこちら(10秒程度のmp4動画です)。
選択肢⑤
KP-02MP3
4800
1
4800
【HA-808】と同じ、共立電子産業から発売されている、SDカードに記録したmp3を入力(ここではボタンを押した)タイミングに応じて演奏するキット。選択肢④と同じような使い方になると思われます。

(筆者は入手していないため、説明書を見ての感想になります)

※2018/11/24追記
購入して試してみましたが、「ON/OFFの時間を2mm秒以上開ける」のせいなのか、「○の連打」や「×からの○への訂正」等がスムーズにいかないように思えるため、値段からもPU-2307の方をお勧めとします。
※本稿では選択肢③④について作成方法を掲載します。

○×音を出す基板が決まったら、残りはケースとボタンなどです。
品名単価個数金額
 
本体ケース☆1001100 基板を納めるケースです。

選択肢②はやむを得ませんが、それ以外はAC-DCアダプタでの運用を基本、電池もDCコネクタで繋ぐものとして外出しにしますが、それを置いても基板に加えボタンを格納するため、ある程度の深さが必要です。

また、ボタンを押すことになるため、蓋の部分にある程度の強度が必要です。筆者は今回、四隅を引っかけて止める蓋になっているものを選んでいます。
スピーカー☆100
1
100「本体」の項目で説明したモノと概ね同様です。
選択肢①②の場合は必要ありません。
 ※(2019/02/09追記)従って、「ステレオスピーカーだと左右片方しか鳴らない」「100均のステレオスピーカーだと、モノによってはそもそも鳴らない」という点も同様です

また、選択肢③や④は取り出し元にスピーカーがありますので、モノラルプラグを繋げれば再利用できます(ケースに入っていないむき出しの状態になりますが)。

なお、「HA-808本体」と「正誤判定」で音の出力が2つ必要になりますが、配線を混ぜてスピーカーを1つで済ませようとするのは止めておいた方がよいと考えます。(やってみて巧くいかなかったので…)
トグルスイッチ80
1
80
「本体」の項目で説明したモノと概ね同様です。
なお、選択肢②の場合、複数基板を同時にOn-Offするのにはこのような2回路を同時に制御するスイッチを使います。
DCジャック
(2.1mm、センター+、パネル取付型)
60
1
60
バッテリースナップ(センター+、2.1mmDCプラグ付)60
1
60
AC-DCアダプタ
(3V)
(4.5V)
(12V)

750
800
540

1
1
1

750
800
540
選択肢①…省略します。
選択肢②…○音は定格6V(電池4本)ですが、×音のブザーが1.5V(電池1本)ですので、そんなAC-DCアダプタを探すより(あるのか?)、両方とも電池で動かすことにします。この場合、DCジャックへ繋ぐ必要がなくなりますので、電池ボックスも「スナップ付」ではなく、コードをハンダ付けするため「ラグ端子」のものを選びます。
選択肢③…元が電池2本なので3Vになります。
選択肢④…元が電池3本なので4.5Vになります。
選択肢⑤…9~12Vとなっているので、本体と同じものを用意した方が「どっちがどっちだっけ?」とならずに済むと思います。


※AC-DCアダプタは3.3Vや5Vのものはすぐ見つかるのですが、3Vや4.5Vのものはあまりありませんでした。一応、元のものに併せて同じ電圧のものを使った方が無難です。
…とか言っていたら、共立電子産業のサイトでは1.5Vのものも売ってるんですね。電子工作キットの販売元として「乾電池n本」との置換需要に対応している、ということでしょうか。

※電圧が大きいモノを使ってしまうと故障の元のため、AC-DCアダプタは本体の12Vのものとはきちんと区別できるよう、シールやタグを貼る等の工夫をしておきましょう。

※その意味では、本体と正誤判定でDCジャックの大きさが違うものを用意するのも手なのですが、「電池でも使えるように」というのを考えると、最も普及していると思われるこの(内径2.1mm、外径5.5mm、センタープラス)のものぐらいしか電池ボックスからのスナップが無いので、このままにしておきます。
電池ボックス
(単3・1本)
(単3・2本)
(単3・3本)
(単3・4本)
(単3・8本)

30
40
50
60
100

1
1
1
1
1

30
40
50
60
100
3.5mmミニモノラルジャック(パネル取り付け型)75
2
150 「リセット信号の入力用」と「正誤音の出力用」の繋ぎ口です。

※(2018/06/14)当初の記事ではこちらを掲載していましたが、ステレオケーブルが使えないときがあることが判ったため、こちらの足が2つの方に差し替えます。申し訳ありません。
3.5mmステレオミニケーブル(3m)180
1
180
本体と正誤判定用ボックスを繋ぐケーブルです。

モノラルジャックなのでモノラルケーブルを使うのが筋なのですが、解答者用ボタン端子のケーブルと混ざると面倒なので、代用可能ならば最初から同じ物で揃えた方が、という意図です。
(その割に、↑のようなミスに気付かず…申し訳ありません)

(2018/12/15追記) 誤って延長ケーブルへのリンク、および金額計算になっていました。申し訳ありません。両端がオスーオスの3mで計算し直しています。
プッシュスイッチ(2極双投・モーメンタリ・赤)

プッシュスイッチ(2極双投・モーメンタリ・黒)
680
2
13602回路を同時に制御可能(2極または双極と表記されます)な押しボタンを正誤判定用として2つ、それと似た大きさの1回路(単極)のボタンを単純リセット用として1つ用意します。

※「双投」は1回ボタンを押すことで、「押しているときだけon」と「押しているときだけoff」の2回路を同時に制御できる、という意味です。
早押し機の用途では「押しているときだけon」の「単投」で充分なのですが、「2極単投」の製品はなかなか無さそうなので「2極双投」を探すことにします。
(従って、リセット用ボタンの方は解答者用ボタンとして紹介したような「単極単投」の製品もあるので、そちらで充分です。ただ、正誤判定と並べることを考えると、大きさや高さは似たものにしたいところです)

ちなみに、←のお店(千石電商)だと、秋葉原の店頭だと2極のものはボタン(白)も置いてあったんですが…「誤答音は白のボタン方がいい」という場合、これは【ボタンとナットを外した上で内側から穴を通して取り付ける】タイプなので、頭だけリセット用のものと入れ替えてしまうのも手だと思います。

(解答者用のところで挙げたものはタイプが異なるので注意。また、大きさや形が似ているようでもメーカーが異なると、入れ替えたら上手くはまらないこともあります)
なお、筆者は2極双投は【フジソク 8R2021】を、単極単投は【ミヤマ電器 DS-193】を、「手持ちに既にあった」「秋葉原で売っている店を知っている」「DS-193は足の穴が大きいので2本ケーブルが繋げる」といった理由で使っていますが、扱っている通販サイトが見つからなかったので型番の紹介のみに留めておきます。
(ついでに、DS-194という、見た目は同じですが「普段はOnで、押している間だけOff」という逆の性質のものもあるので、店頭で選ぶ際は注意してください)
プッシュスイッチ(単極・モーメンタリ・白)
450
1
450
合計

5550 ※○×音を出す手段は選択肢④で計算しています

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