解答者用ボタン端子に使用するLEDとその繋げ方(直接接着/ブラケット/リフレクタ)ですが、「誰まで見えた方がいいか」を考えてみました。
  1. 押した人本人
  2. (同じ目線の高さにいる)司会者/出題者/他の解答者など
  3. オープン大会等で、解答者がステージ上にいると想定した場合の、ステージ下にいるスタッフ
  4. 観客席
[1]の本人は当然として、[2]以降は横からの視認性が問題になります。

[a]DSC_0381 ※丸形リフレクタ(高さ11mm)
[b]DSC_0383  ※リフレクタ(高さ9.6mm)
[c]DSC_0384  ※四角リフレクタ(高さ9.6mm、切れ目あり)

堅牢性と見た目の良さ、本人への視認性等の理由からリフレクタを使用した場合、リフレクタの高さによっては横からだとかなり見にくいことが分かります。
(高さは[a]>[b]で、[c]は切れ目が入っているタイプ。また、[a][b]は容器の上に強力両面テープで止める形で固定していますが、容器の上下で挟み込む形の固定方法をとった場合、更にLEDの位置は低くなるため、横からはまったく隠れてしまうことが考えられます)

[d]DSC_0385

しかしいずれも、[3]となるとリフレクタを使用している時点でおそらくアウトです。
まぁ、容器が透明なので実は下から光は若干透けるのですが、それで判定するのは怖いですし。となると、見栄えはリフレクタに比べると悪いかもしれませんが、薄型ブラケットや接着剤で止めて「横を隠さない」方がいいかもしれせん。[d]

また、光の大きさも、教室程度ならともかく、ホール、あるいは2~3部屋の壁を取っ払うような大会議室だと、[4]観客席側から分かりにくいことが考えられます。

[e]DSC_0409DSC_0410

というわけで「教室程度の広さの、少人数の例会専用」と割り切って(…と書きましたが、そもそもそのつもりでこの容器を使っていたのでした…)購入費用を更に節約するなら、付属していた3mm(赤)のLEDを使う[e]というのも有力になってきます。
 ※この場合、1KΩの抵抗を別途購入し、それぞれのボタン端子内に組み込む必要があります。

なお、3mmLED用の薄型ブラケットや拡散キャップも販売されていますが、上記の写真の通り、拡散キャップ無しでも横からそれなりに見えることと、ブラケットを使うと小さくてケースに埋まってしまうことから、強力両面テープ等で単純に止めてしまう方が良さそうです。
(上記の写真では大きめに切った強力両面テープにLEDの足を刺して止めた後、ベタつかないように絶縁テープでカバーしています。上面の全面に張る必要は無かったのですが、そこはある程度の見栄えの問題です)