さて、ここまで作った早押し機を使用していて、不便な点は無いでしょうか?
(無論、安さと制作時の難易度を優先して色々と切り捨てたせいと解ってはいますが)

筆者が試していて「どうにか出来ないものかかなぁ」と思う点はこのあたりです。

  1. 電源が「本体」と「正誤判定用」の2つ要る
    • ついでに、本体用の「6~12V」と正誤判定用の「3Vや4.5V」をうっかり間違えると壊す可能性もある
  2. スピーカーも「本体」と「正誤判定用」の2つ要る
  3. 音の大きさを調整しようとすると「100均の繋ぐだけのスピーカー」ではなく、ちゃんとしたものを用意する必要があるため、必要な電源の数が増える(2×2=4つ)
  4. 「本体」と「正誤判定」、もしくは「9人目以降の増設用本体」のユニットを繋ぐのが面倒
    • これに関しては、「出題者側」と「解答者側」が離れること(教卓と生徒席/ステージ上下、等)を考えると、「本体から解答者用ボタンまでのケーブル」が短くて済む利点の方が高いかもしれません。
      「いわゆるレリーズを使うことを考えると、最初から分かれていても問題ないかな?」というわけです。「電源を1つにしたい」というのと、どっちを取るかになります。
      (「9人目以降の本体」についても同じことが言えます)
これについての解決方法は
  • 音量調節に「工作用アンプユニット」を組み込む(本体/正誤とも)
  • 本体」の「音出力(モノラル)」をリセット用(と順位切替用)ケーブルと共に「正誤判定」の方に繋ぎ、「押した音→左/○×音→右」の形で ステレオで出力
    • 同じモノラルに(計算・対策せずそのまま)混ぜると雑音が混じるだけなのでお勧めできません。イントロクイズ用の音源というわけでもありませんし、「とりあず」ならこの形が無難かな、と。
  • 「HA-808」と「正誤判定用基板」を一つの容器に収める
    • この場合、レリーズの制作まで考える必要があるかもしれません
といったあたりが考えられます。

というわけで、次からはこれらの実装実験の経過を記していきます。
(解決とは言っていないことに注意)